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420ワールド選手権現地レポートNo.2

おはようございます。
昨日(22日)の様子をご報告申し上げます。
レジストレーション、練習、計測の一日でした。
レジストレーションが10時からということもあり、遅めのスタートでしたが、ギリシャ人の受付ですので、事務所内は大混乱、各国の選手、マネージャーが右往左往、計測時間の関係で列に割り込むチームがあったり、書類不備で門前払いをされるチーム
レジストレーションのために新たに書き込まなければいけない書類が急遽出現したり、受付業務をしている当地関係者と大議論を始めるチーム関係者などなど・・・・・。
日本チームは、艇体保険の書類が手元に届いていなかったので、受付は完了できておりませんが、すでに問題の書類は本部にEメールで届いておりますので、今日中には完了の予定です。
今回の艇体保険は、サイモンクック社が全出場艇10艇を1通のグループ保険にまとめたために、数カ国のチームに跨っており、唯一の書類をレジストレーションのために持ち出したドイツチームが、現場の大混乱に受付をあきらめて練習に出てしまったために、他のチームに影響が出てしまいました。
一応念のために別の書類を手配いたしましたが、その後忙殺されてしまいましたので、本日中には完了いたします。
午後は、ようやく2時間ほどの練習時間を確保し、当地の初セーリングを2艇で行いました。
その後、17時着艇し、せっかく前日組み上げた艤装をほとんど全て解除して、18時10分からの計測に向かいました。
今回の計測はミリ単位まで非常に厳しく、新艇でなくてもなかなかOKが出ない状況でした。
特にリグ(マスト、ブーム、スピンポール)に厳しく、マリーナ内では、みんなでリグを持って右往左往しており、日本チームは、ブームが2ミリ弱低すぎるということと、ブームのブラックバンドが2ミリ弱後ろ過ぎるということで、再計測を通告されました。
ある女子のチームは、ラダーのテンプレートと呼ばれる金型に接触しているという理由で、3度も計測を跳ね返されて、その都度、紙やすりがけを行っていました。
そのラダーがかなり古い木製ラダーということもあり、現場の同情を集めていました。
さすがに4度目に、今回は特別に見逃してやるということでしたが、その後すぐに計測委員は帰ってしまいました。
ギリシャ人は、紀元前より虐げられてきた民族ですので、権限を持たせてしまうと非常に扱いにくい人種です。
また、ディベート発祥のお国柄ですので、一度議論を始めてしまうと、全てを忘れて没頭してしまう民族でもありますので、それぞれの現場は非常に混乱しており、各国の関係者からは、420の雰囲気とはかなり温度差があるという話が出ています。
その中で、イスラエル人である国際420協会の現会長が、現場の混乱を収拾しようと苦労されています。
会長は、その温厚な人柄と、420の普及に非常に貢献されてきた方ということで、各国の関係者に尊敬されていますので、会長が登場すると、現場の空気が和むという光景が続いております。
ブームの高さ調整につきましては、グースネックのピンを削りワッシャーを入れて上下させる方法を多くのチームが採用し、他チームがワッシャー探しをしている中、日本チームは小生の5mmワッシャーでトライしたものの、実際には6mm径でしたので、みんなで輪になって座りながら、金やすりで穴をグリグリして、無事高さ調整を完了いたしました。
その際には、穴のサイズが小さすぎると、摩擦熱によってピンの強度が落ちてしまうなど、それなりに勉強になりました。
ブラックバンドにつきましては、熊川君の持っている黒いビニールテープを使って修正いたしました。
計測は、われわれのグループが最終組で、その後多くのチームが再計測のための作業をしている中、計測委員たちは帰ってしまったため、本日(23日)、問題箇所の再計測を行う予定です。
当地入りして以来、ハプニング続きでなかなか思うような練習時間が確保できませんが、その都度みんなで力を合わせて乗り越えております。
熊川様のご要望どおり、みんなで作業を行う事によって、チームの結束も強まっており、小生のやっつけノウハウも身につけていただけるとうれしいです。
本日は、計測委員会の開始が、10時からになっておりますので、昨日同様、8時起床、9時から朝食会となっております。
現在の選手たちの不満は、ホテルのプールが夜8時までのため、プールでのんびりする時間が取れないことのようです。
こんな状況の中、日本チームが幼く見えるのか、小生の片言のギリシャ語が受けているのかは分かりませんが、日本チームは現場の受けもよく、比較的優遇されているように感じます。
写真撮影用のプレスボートにも乗せてもらえそうですので、選手たちのレース中の写真も確保できると思います。
こちらに関しては、プレス担当に再度確約をとってまいります。
井出様のメールアドレスにつきまして、山本様から2通目にいただいたメールが開封不能でしたので、1通目のCC宛てに遅らせていただきます。
間違いがありましたら、ご指摘願います。
このような状況ですので、ご家族の皆様におかれましては、ご心配、ご不安も尽きないこととは思いますが、選手の健康管理、特に水分補給、栄養補給につきましては細心の注意を払っております。
また、可能な限り細かく当地の様子をレポートさせていただきますので、こちらから選手たちの様子をご想像いただければ幸いです。

大野 拝
   
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