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420ワールド選手権現地レポートNo.4

おはようございます。
いよいよ本日から、国際420級ワールド予選が始まります。
日本チームが参加するオープンクラスは103艇のエントリーですので、2フリートに分けられて行われます。
今朝、クラス分けが発表になると思います。
昨24日は、計測が終了したセールを09:30に計測所から搬出し、フル艤装をしてメインセールをホイストした状態で最後のインスペクションを受けました。
メインセールのトップが、ブラックバンドのところにあるストッパーでは、約1ミリセールがブラックバンドにかかってしまうということにより、ストッパーを2mm下げることと、ブームエンドのストッパーがなかったので、ブームエンドにストッパーを設置することを指示されました。
これは、ほとんど全艇にあてはまったために、マリーナ中で艇が横倒しされて、マストトップにストッパーを新設する艇、我々のようにスライダー式のストッパーを下げるもので、またまた足の踏み場もないくらいの大混乱でした。
あとで考えると写真を取っておけばよかったのですが、当事者の立場になるとそれだけの余裕がなかなか持てません、申し訳ありません。
計測と受付に3日もかかる大会は初めてだと、各国の関係者がブリブリ言っているような状況です。
日本チームにはドリルがないのでどうしようかとしているところに、かつての小生の部下が遊びに来たので、ドリルが欲しいと言ったら、俺に任せろ、2時間以内に届けると言って、本当に持ってきてくれました。
ノルウェー大使館に勤務しているため、街中の渋滞を避けるために、外交官ナンバーの公用車で遊びに来てくれましたが、ドリルは、外交官ナンバーのBMWのバイクで登場いたしました。
本大会中、同大使館の備品であるドリルを使わせてもらえることになったのは、非常にラッキーな話で、君が代CDの貸し出しでグダグダ言っている日本大使館とはえらい違いです。
ちなみに国歌CDの提出は結局ありませんでしたので、日本大使館のCDは借りずに済ませることができました。
ただ、パレードが行われることや、そのパレードの際に国旗を振ることがわからなかったので、選手たちには肩身の狭い思いをさせてしまい、まことに申し訳ありませんでした。
インスペクション完了後に、今大会中に使用するIDカードの写真撮影を行い、受付が全て終了いたしました。
日本チームの改造については、ドリルを入手した時間が遅かったこともあり、夕方から行うことにして出艇しようとしていたところ、吉野君がウエアを忘れたということでホテルまで取りに戻ってマリーナに着いたのが13:00、それから2艇を出艇させましたが、プレレースのスタートには間に合いませんでした。
他のチームも、参加したりしなかったり、参加した艇も第1上マークを回航した時点でリタイアしたりで、ほとんど練習に費やしたようです。
サイモンと彼のクルーからのアドバイスを実行したところ、角度は多少ロスするものの、ビックリするぐらい加速して楽にクローズホールドを走れるようになったと話していました。
また、練習中に成城チームがラダーストックを破損してしまいましたが、すでにサイモンクックが持っているスペアを昨日中に奪取してきましたので、今朝、ティラーエクステンションの取り付けをするだけですので、レースへの影響はないと思います。
スエーデンの関係者が、電池が切れるまでドリルを使用していたため、充電切れで昨日の改造ができませんでした。
もう2度とスエーデンには、ドリルを貸しません。
小生は、選手たちが練習に出ている間、サイモンクックの部品調達に同行して、当地のヨット関係者たちから、いろいろな情報収集を行いました。
やはりこの強風は3、4日続くようです。
ただし、振れ回ることはほとんどなく、吹き始めると風向は安定しているようです。
一番苦労していたコインランドリーが相変わらず見つからないことをこぼしていたら、サイモンクックの滞在しているアパートの洗濯機を使用させてくれるようですので、選手たちがレースに出ている時間に洗濯させてもらおうと思います。
サイモンの奥さんにランチをご馳走するぐらいで勘弁してもらおうかな・・・と考えております。
サイモンクックは、相変わらず彼の10艇の世話で右往左往していますので、今のうちに精一杯貸しを作って、今回の日本チームのサポートをしてもらおうと考えております。
彼が倒れてしまったら、一番困るのが日本チームということもありますので、当面小生が自由になる時間はサイモンクックのサポートに使おうと考えております。
実際には31歳のサイモンクックですが、あまりにやつれているので、日本チームの選手たちは、もっとおじさんだと思っていたようで、彼の20歳のクルーを息子かと言い出しました。
あまりに面白かったので、サイモンに伝えたところ、あまりの衝撃に気絶しそうだと言っていました。
その後あまりの落ち込みかたに、彼のクルーも笑うに笑えず、微妙な空気が流れてとても面白かったです。
夕方から指摘を受けた部分の作業を行い、全日程が終了したのが20:00、早めに切り上げる予定は儚くも打ち砕かれてしまいました。
宿舎に戻りシャワーを浴びてから、宿舎近くのイタリアンレストランに夕食を取りに行きました。
小生を含め、全員がパスタを注文する中、井手君はリゾットが食べたいとの事で、海鮮のリゾットをオーダーしましたが、これが大当たりのようでした。
当地入りして以来、相変わらずドタバタが続いておりますが、本日からは本当の意味で大会が始まります。
強風のスタートが予想されますので、各種作業は続くかもしれませんが、できるところは選手たちにやってもらうようにしております。
困っているところはもちろん手伝いますので、彼らも日に日にタフになっていくことと思います。
サイモンクックと彼のクルーは、レースの合間を見て、日本チームに海上でもコーチングをしてくれることになっています。
横に並べて、セールのトリム、センターボードの使い方、可能な限り全てを見るといってくれていますので、今までの貸しがどれほど返ってくるのかを楽しみにしています。
吉野様、画像の整理がなかなかできません。
時間に余裕ができるまで、しばらくお待ちください。
熊川様、井手様、ご声援ありがとうございます。
選手には、皆様からのメールについて、朝食会で報告いたします。

大野 拝
   
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